(閲覧注意) 喫煙家になった俺

注意：以下には俺がタバコを吸うようになった経緯をまとめた。いないと思うが、俺に影響を受けてタバコを吸い始めても責任は取れないので注意してほしい。

何回か書いたが、俺は視野が狭くケチだ。同じ本を何度も読むし、録画した同じ番組を何回も見る。そんな番組の中にNHKのテレマップという番組があった。いわゆる番宣番組で、このときにはブロードウェイミュージカルに送られるトニー賞の中継を宣伝していた。

この番組の中で俺の注意を引いたのは、振付師フォッシーの振り付けを集めた「フォッシー」の中の1曲。Sweet Charity (1966年)からRich Man's Frugである。このSweet Charityは映画版もあり、映画版のRich Man's Frugもいいのだが、俺個人としては観客の反応もうかがい知れる舞台版のほうが好みである。

舞台版Rich Man's Frugには女性一人とそれを取り囲む男性数人が登場するが、この男性たちがシンクロナイズした状態でタバコを吸う。何度も見ているうちにタバコを吸う男性たちがエロく見えるようになっていった。

それまで、シッポは悪いことをすると生えてくる罰のようなものと考えていた。また、男性後天的有尾人フェチは男なら誰でも持っていて自分自身が特別だとは考えていなかった。ファンタジーな世界に思えるかもしれないが、タバコを吸うとシッポが生えるかもと当時20代なりたての俺は考えてしまい「面白そうじゃん」とタバコを吸い始めるようになってしまった。

タバコを吸うとシッポが生えるとすれば、俺以外の他の男性喫煙者にも生えてくるはずだ。そう考えるとタバコを吸う男性にもフェチを感じるようになった。

「そんなことあるわけないじゃん」と思っている方もいると思う。それに対して「あったらおもしろいじゃん」と思っている自分がいる。

俺は非日常的な物語は現実に起こり得ると思っている。超自然的な存在を信じているし、その超自然な存在が起こす出来事も実際に起こる可能性があると考えている。

タバコに対して不満なのは健康によくないということだ。タバコを口に咥えて煙を吐き出す行為に興奮するのであって、タバコの味が好きというわけではない。口に咥えて息を吸って吐き出したら煙が出てきて無害というものがあればいいのに。あ、でも、電子タバコが出始めたときに試したことがあったが、あれはタバコごっこという感じであまり好きではなかった。やはり味にも毒されてしまっているのだろう。

この年になったので（40歳）そろそろ禁煙を考えないといけないのだが、タバコフェチになってしまった俺が卒煙するのはまだまだ先のようだ。