科学戦隊 ダイナマン (1983) (1)

最近の戦隊シリーズもかなり前衛的だが、俺に大きな影響を与えたと思われるのが 「科学戦隊 ダイナマン」だ。

実は、放映されていた当時(1983年)俺は4歳ぐらいで、自分でも見ていたかどうかはよく覚えていない。土曜日の夕方、テレビで流れたセリフなり場面なりを無意識に記憶してしまって、それがトラウマ(?)となって男性後天的有尾人フェチの下地を作ってしまったのではないかと想像している。

この作品を意識したのは高速戦隊 ターボレンジャー (1989年)の第1話の過去の戦隊シリーズの総集編を見てからだった。

俺はそのころ10歳ぐらいで弟やその友人に付き合って戦隊シリーズを見るようになった。…遅い。ちょうど家庭用ビデオデッキが普及し始めたぐらいの時代で、ケチな俺は録画したビデオを何回も見ていたのだが、科学戦隊 ダイナマンの紹介場面で妙な高揚感を覚えた。

「有尾人一族、ジャシンカ帝国。彼らの目的は10本のシッポを持ち、地上を制覇しそこに君臨しようとするものだ。その野望をストップするのが科学戦隊ダイナマンだ。」

映像では、メギド王子様のシッポがダイナレッドに切断されるシーン挿入。メギド王子様の「シッポが!」という叫びを聞いて興奮した。キメラ王女さん(扱いの違い)が進化獣を「やっておしまい」とけしかける部分もあるが、なんとなく邪魔かなと思った。

「ダイナマンはダイナロボとともにジャシンカ帝国を打ち破った。」

この紹介を聞いて、誤解した。ジャシンカ帝国の皆さんはもともとシッポのない種族だったものの、なぜか各自シッポを10本生やそうとしているのだと理解してしまい、なおのこと興奮した。最初の「有尾人」という言葉は知らなかったし、メギド王子様はコツコツ集めたシッポを1本ダイナレッドに切断されたのだと理解してしまった。「地上を制覇し、そこに君臨」という箇所には興味がわかなかった。

当時レンタルビデオ店に科学戦隊ダイナマンは全話そろっていなかったので、大人になってインターネットが普及するまで意識して見たことはなかった。10歳前後の俺はジャシンカ帝国の皆さんは、10本のシッポを生やそうと健気にがんばる集団としてのイメージしかなかった。

大人になってこの作品を視聴したら、自分の理解が大分間違っていたことに気がついたものの、ジャシンカ帝国の男性陣にはいつも肩入れしている。最終回でダイナマンに負けてしまったのを見て悲しくなった。

こういうときには、新オバケのQ太郎第2巻「Qちゃんが死んだ!」のQちゃんのセリフを思い出すようにしている。
「U子さん、安心しなさい。そのはいゆうは、出演料をもらってちゃあんと生きてるんだから。」

大分長くなったので、大人になってから見た科学戦隊 ダイナマンのヌキどころ(製作者はまったく意図していないだろうが)について書いていく。

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