洗脳 - 理論

洗脳には様々な方法があるが、暴力に訴えてしまうのは失敗だということを頭に入れておきたい。また人格否定も度を過ぎると相手を自殺に追い込んでしまうのでくれぐれも注意しよう。以下の内容を実践して何らかの被害があっても俺は責任はとらないので自己責任でオナニーのオカズ程度にとどめておいてほしい。

「あ、まずいわ。単調な呪文の繰り返し。暗闇に揺れる炎。これは集団催眠にうってつけの舞台装置だわ」

洗脳と集団催眠には深いつながりがあるように思える。舞台装置というと劇場で使われる高額なセットを思い浮かべるかもしれないが、これがけっこうお手軽にできてしまうのである。

1. 単調な呪文の繰り返し

人間は全くの無音状態では集中できない。作業をしているときに何らかのBGMをかける方もいらっしゃるだろう。このときに使われる音楽が意味のある歌詞のある歌である場合、少し要注意である。作業用のBGMに選ぶぐらいだから社会的に問題のある歌詞があることは稀であると思うが、特に習慣化している場合、何か別のことに集中しながらそれほどの注意を向けずに聞く歌詞にその人の価値観が染まってしまいやすい。

これに単調な呪文を組み合わせるとより効果が増す。

単調な呪文は意味があってもなくてもいい。何度も繰り返しているうちに意味は薄れてしまうだろう。単調とは言っても短すぎてもよくないし、長すぎてもよくないが。この単調な呪文の意味が薄れ響きが心地よくなってくると脳が新しい価値観を受け入れやすくなる。

2. 暗闇に揺れる炎

人間は動きがないものをじっと見つめていると飽きる。動かないものを見つめることを強要されても、飽きたら他のことを考え始めたりして集中力が切れてしまう。暗闇に揺れる炎はスケールが大きな装置だが、周りのものが全く動かない中で一つだけ動くものがあると、そこにある程度意識が集中しやすい。このときに1.の単調な呪文に挟まれたこれまで自分が培ってきたものとは別の価値観を繰り返されると、それが元から自分の持っている価値観であると信じてしまいそれに従って行動しやすくなる。

この「炎」は視覚の中心に据える必要はない。たとえばある決められた動きを伴うポーズ（振付）を強要させられ同時にやらされるときに、手本になっている人や自分以外の（上下）前後左右の人が同じ動きをしているのが視界に入るのでも充分である。もしも壁が鏡で囲まれたりしたら…。推して知るべしである。

バレエやフィギュアスケートの音楽に歌詞がない、あるいはあっても社会的価値観と著しく矛盾するような歌を選ばないのは演技を集中してい見ている間に歌詞に込められた価値観が無条件に入ってしまわないようにするためである。

3. 実践

部活動などで声出し（大声）をやらされたことがないだろうか。大声を出すのは比較的容易な技術である。大声が出てないと怒鳴られる。大声が出ていると褒められる。褒められることに執着しないものであっても怒鳴られるのは嫌なため無理矢理大声を出しているうちに脳が「これは楽しいことなのでは」と誤解してしまう。

もしもこれに何らかの振付があれば、声出しで唱えていることはやっている者の新しい価値観となりそれに従って行動するようになってしまうだろう。

• 大きな声で（できてなければ注意（これは大声でなくてもいいとは思うが効果は変わるのだろうか））
• 単調な呪文と新しい価値観を交互に繰り返し
• 振付（これもできていなければ注意、大声でなくてもいいと思うが効果は変わるのだろうか）

4. 飴と鞭

鞭が大声で怒鳴り、場合によっては人格否定（ただし、俺自身は人格否定をする奴は大っ嫌いだ）をすることならば（暴力厳禁！）、飴は優しい顔や声で人格や能力以外を褒める、あるいは「お前にならできる」「お前にしかできない」と応援？する、あとはこれで身に付けるであろう能力を肯定的に捉えて話すことだ。褒めるのは表面的なこと、そして大事にしている存在（たとえば「お前の中に眠ってるシッポは押さえつけられたままでがっかりしてるんじゃないか、もっとのびのびしたいんじゃないか？」とか。変な例だけど）を引き合いに出す。「ワイルドな男は男らしいぜ」「想像シッポでも立派に立つようになるぜ」「お前の中の獣を外に出せよ」など。くれぐれも追い詰めすぎて負傷や死に追いやるということがないように気を付けてもらいたい（最初にも書いた通り、俺は実践してのすべての被害には責任を持たない）。